当院には時折、迷惑な営業の電話がかかってきます。大部分が、N〇Tや〇京電力を装う会社で、「電話工事の関係で電話機の型番を教えてほしい」「検針メーターの取り換えが必要だ」「電圧がどーのこーのなので院長に代わってほしい」などという内容です。このような電話に対し、職員は毅然とした態度で「院長は診察中なので代われません」などと伝え電話を切っています。ただ、このような電話がかかってきてしまうと、本来の業務に支障をきたしてしまいますし、患者さんからの電話も受けられなくなりますので困っています。受付の電話機には「迷惑な営業の電話番号」の付箋を貼っており、このような番号から電話がかかってきた場合には、すぐさまお断りをするような対応をしておりますが、もっと良い方法はないものかと考えておりました。

当院の受付にある電話機。迷惑な営業電話の番号の付箋が貼られている（一部加工しています）。

　当院の電話機（N〇Tビジネスフォン）の取扱説明書を読んでいたところ、この電話機には「着信拒否」の機能があることが分かりました。この機能を使えば、迷惑電話をシャットアウトすることができるのではないかと考え、取扱説明書通りに操作をしてみたものの、エラーが出てしまい設定できませんでした。N〇Tに問い合わせてみたところ、N〇Tの業者に設定をしてもらわなければならないとのことでした。そこで先日、業者の方に来てもらい、設定をしていただきました（出張費として１万円以上かかりました・・・「着信拒否」の機能を使えるようにするためになぜわざわざお金をかけて業者に来てもらわなければならないのかと疑問に思いましたが、これがN〇Tビジネスフォンの仕様であり仕方ありません）。以後、このような迷惑な営業や勧誘の電話につきましては、毅然として「着信拒否」をさせていただくことにいたします。

　上記とは別件の迷惑電話もあります。先日、「番号非通知」で電話してきた者から怪しい言葉をかけられたという報告を職員から受けました。これは、職員の安全を脅かす悪質な電話と感じました。このため当院では、「番号非通知」の電話を着信拒否することにいたしました。実際に「番号非通知」で当院に電話をかけた場合は、「１８６をつけてかけなおしてください」というアナウンスが流れます。これはペイシャントハラスメント対策の一環であり、職員や当院の安全のためですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
　なお、極めて悪質な内容の電話につきましては、「当院におけるペイシャントハラスメントに対する方針」に則り、録音の上、警察に通報いたします。