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301. 私の2024年元日

[2024.01.05]

 私は、例年元日は遠方へドライブすることにしています。行き先は、伊豆半島や房総半島が多く、4年前の2020年は伊豆半島へ行きました。ここ3年は、新型コロナの影響により距離を短縮したドライブにしたり、ドライブそのものを中止にしたりしましたが、今年は4年ぶりに伊豆半島へドライブすることにしました。朝4時に那須塩原市の自宅を出発。元日の早朝の高速道路はとても閑散としており、快適に走行することができます(注:もちろんスピードは出しすぎず安全運転に努めました)。途中でサービスエリアや道の駅などに立ち寄り、約6時間で伊豆の下田市に到着。ちょうど昼食タイムであり、伊豆急下田駅の近くにあるお店で海鮮丼を食べました。海の幸が新鮮でとても美味しくいただくことができました。その後は、海沿いをまったりと走行。この日は晴天で、走行してとても心地よかったです。途中で日帰り温泉施設に立ち寄り、国道135号や小田原厚木道路などを経由し、宿泊予約をしていた神奈川県厚木市のビジネスホテルへ向かいました。「ホテルで『芸能人格付けチェック』(元日恒例のテレビ番組)を観ながらのんびり過ごそうかな」と考えていた矢先、車のナビから「緊急警報放送を受信しました」というアナウンスが流れました。その放送に切り替えると、NHKの女性アナウンサーが激しい声で「津波警報です!今すぐ逃げてください!」「大津波警報が出ました!今すぐ逃げること!!」などと呼びかけをしていました。東日本大震災の教訓で、NHKのアナウンサーは強い口調で避難を呼び掛ける訓練を重ねていたそうで、さすがだなと感じました。NHKの放送を聴きながら運転し、ホテルの近くにある駐車場に到着。ここでスマホを確認したところ、那須塩原市のメール「みるメール」の地震情報が届いており、先ほどの大地震で、那須塩原市で震度4が観測されたことを知り、驚きました。震度4というと、約3年前に発生した地震で、当院の私の部屋に置いてあった様々な物が落下してしまったのと同じ震度です(146話)。このため、自宅や当院がどうなっているかとても気になりました。特に当院で万一被害が確認された場合にはすぐに対策をしないと、年明けの診療に支障をきたす恐れがあると考えました。熟考した結果、ホテルの宿泊は取りやめて、那須塩原に直行することにしました。ホテルのフロントに立ち寄り、「大きい地震で自宅がどうなっているか気になりましたので、キャンセルします。キャンセル代は支払ったほうがよろしいでしょうか?」とお話ししたところ、フロントの女性の方は「事情が事情ですので、キャンセル代は支払わなくて大丈夫ですよ」と配慮してくださいました。私は丁重に礼を述べ、別の機会に厚木付近にて何か用事があった際にはぜひともこのホテルを利用しようと誓いながら、車に乗り、那須塩原に向かいました。途中で圏央道の菖蒲パーキングエリアで夕食を取り(急いでいたので、すぐに出来上がるカレーにしました)、厚木を出発して約3時間で那須塩原の自宅に到着しました。幸い自宅では落下したものがないことを確認し、すぐさま当院へ。当院でも特に被害は見つからず、電子カルテも通常通り作動していました。とにかくホッとしたのでした。

 しかしながら、今回の地震により、石川県能登地方をはじめ北陸の各地で甚大な被害が発生していることを知り、大変衝撃を受けております。特に、能登半島は約6年前にドライブで1周しており、特に輪島は、朝市通りなどとても風情があり、ぜひとも再来訪したいと思っていただけに、非常に心を痛めております。被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

*輪島で撮影した写真(2018/05/06撮影)

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