407. 「リブレ」使ってみた 前篇
昨年末、某ショップサイトでこちらを購入しました。
「グルコースモニタシステム Free Styleリブレ2」
(以下「リブレ」と表記)
「リブレ」はリアルタイムで間質液(細胞と細胞の間に存在する液体)中のグルコール濃度を測定することができる機器です。栄養精神医学を勉強するメンバーの方から「リブレ」のお話を伺い、私も勉強のために使ってみたいと思い購入しました。
もともと「リブレ」は糖尿病患者の血糖管理として有用なツールです(条件によっては保険適応になります)。しかし糖尿病以外のケースでも、いわゆる「血糖値スパイク」を評価するのに役に立つとされています。
「血糖値スパイク」とは?
血糖値が急激に上昇している状態のこと。血糖値をグラフにすると尖った図形になることからこの名が取られました。不眠、イライラ、うつ症状のほか、動悸や発汗、ほてり、めまい、頭痛などとの関係が指摘されています。また、血管が傷つく原因にもなり、糖尿病のリスクだけでなく、心筋梗塞、がん、認知症を引き起こす要因にもなりうるといわれています1)。
私は年明けの1月3日の夜、この「リブレ」を使用開始しました。付属した器具を使い、針のついたセンサーを上腕部に貼り付けます。
意外にも痛くはありませんでした。ただ装着した当初はセンサー付近に違和感を覚えましたが、すぐに慣れました。グルコース値データの取り込みはスマホを用います。予めアプリをダウンロードし、上腕に貼り付けたセンサー付近にスマホを近づければ設定完了。約1時間経過すると、グルコース値が表示されました。このセンサーは2週間使用可能で、耐水性に優れているため、お風呂に入っても大丈夫とのことです。
まずはこのセンサーを貼り付けたまま就寝しました。翌朝、スマホで血糖のグラフを見たところ、びっくり。なんと血糖が50近くまで下がっていたのです。確かにこの日の夜は、過呼吸や手足のしびれが出て大変苦しい思いをしました。おそらくは低血糖発作に近い症状が出たのでしょう。そして、起床する直前には一気に140近くまで上昇していました。
その結果をさっそくX(旧ツイッター)にポストしました。
リブレを装着して一晩過ごす。
— 石川 純一@那須こころの医院(栃木県那須塩原市) (@nasu_cocoro) January 3, 2026
寝ている間に50近くまで血糖が下がっていることが判明!
夜中、手足の痺れや胸の苦しみで覚醒したけど、低血糖の影響なのか?
一方で起床直前に血糖値は急上昇。 pic.twitter.com/kvzoLMdfsI
その投稿を奥平智之先生(日本栄養精神医学会 会長)が見てくださったようで、さっそく詳細な記事にしてくださいました。誠にありがとうございます。
https://note.com/t_okudaira/n/n9a2fbb3dd3f3
この「リブレ」の測定は1月17日20時頃まで。詳細な測定結果につきましては次回にまとめます。
【おことわり】
「リブレ」で測定する「グルコース値」は、間質液中のグルコース(糖)濃度であり、厳密には血糖値とは異なります。しかし実際にはほぼ血糖値と同等の値が出るとのことであり、この記事では便宜上「血糖値」という表記を用いている箇所もあります。
【引用文献】
1) 溝口徹:図で見てわかる オーソモレキュラー栄養療法 うつがよくなる食べ物、悪くなる食べ物.青春出版社,東京,2020.
