409. 「リブレ」使ってみた 後篇
前回の続きです
1月3日夜から1月17日夜にかけて、「リブレ」を用いてリアルタイムで血糖値を測定いたしました。測定するにあたり特に検証したかった点は次の3つです。
(1)「診察日」と「休診日」では、血糖の変動に違いがあるのか?
(2)夜に「糖質多めの食事をとった場合」と「糖質控えめの食事にした場合」で、夜間の血糖の変動に違いがあるのか?
(3)高カロリーのスイーツを摂取してからの血糖の変動は?
(1)は408話で解説しました。今回は(2)と(3)です。
(2)夜に「糖質多めの食事をとった場合」と「糖質控えめの食事にした場合」で、夜間の血糖の変動に違いがあるのか?
まずは、1月6日の夕食。こちらのコンビニ弁当を食べました。
【写真は、大手コンビニSのサイトから引用】
熱量915kcalで糖質は136.2gもあります。ご飯の量はおそらくは300gはあるものと思われます。それに同じコンビニで購入したブロッコリーチキンエッグというサラダも食べています。その夜間の血糖値のグラフを示します。
思いっきり血糖値スパイクが生じています。
次にこちら。1月9日の夜、近所の唐揚げ屋さんで購入して食べた唐揚げ弁当です。
こちらの唐揚げは私の好物で、週に1回は必ず購入しています。唐揚げがとても大きくボリューム満点。ただし、ご飯が多すぎるかな?と気になっています(ちなみに250gあるそうです)。その夜の血糖値グラフはこちら(AM3時ごろに欠測あり)。
こちらも血糖値スパイクが・・・。とはいえ私はこちらのお店の大ファンですので、今後こちらの弁当を購入した時は、ご飯の摂る量を半分にとどめようと思っています(残り半分はタッパに入れて冷蔵保存)。
一方で、1月11日の夕食は、大手コンビニで購入した鶏むね肉サラダ、砂肝の黒胡椒焼きと、頂き物の鮎の昆布巻き(半尾)、そして自宅で炊飯したもち麦ご飯(約150g)でした。こちらは糖質控えめ、たんぱく質多めのメニューです。果たしてこの夜の血糖値グラフは・・・
極端な血糖値の乱高下は生じませんでした。
また、1月12日の夕食は、某スーパーで購入した「豆腐ハンバーグ甘酢&ひじきもち麦ごはん」という弁当でした。この弁当の総カロリーは624kcalでヘルシーな印象です。
それにサラダを加えています。その日の夕食の糖質量は64gでした(あすけんによる概算)。
こちらでも血糖値の乱高下はあまり生じていませんでした。
夜に糖質を多くとると、それに対応して大量のインスリンを分泌します。それにより逆に血糖値が下がりすぎてしまいます。すると、低血糖に反応し、コルチゾールやアドレナリンが分泌し、血糖を上げようとします。交感神経が刺激されるため、結果的に中途覚醒するなど睡眠の質が悪くなる恐れがあります。
とはいえ、今回の結果をもって、「糖質が多い食事をとった場合は血糖値スパイクが生じやすい」「糖質控えめの食事では血糖値スパイクが生じにくい」と結論付けるのは早計過ぎます。夜間の血糖値スパイクはその他にも様々な要因で生じます。例えば、心理的なストレスが要因にもなりますし、極端な糖質制限でも交感神経が点火されて血糖の変動が生じることもあるといわれます。(2)については今後さらに検証していく必要がありそうです。
なお、初日(407話)以外、夜間低血糖の所見はありませんでした。
(3)高カロリーのスイーツを摂取してからの血糖の変動は?
私はかつて、赤〇乳業のアイスパフェシリーズが大好きでした。特に、仕事を終えた後にリフレッシュしたいとき、休日のとき、宿泊先のホテルで甘いものを欲したいときによく食べていました。非常に食べ応えがあり、1個食べると大満足したものです。しかしながら、ダイエットを始めてから高カロリーのスイーツを食べるのが怖くなり、現在自粛しています。
しかし今回はあえて「実験」と称して久々にアイスパフェを食べることにしました。
今回食べたいちご&バニラのものは、エネルギー464kcalで炭水化物74.8gもあります。果たして血糖値はどのように変化したか・・・?
(矢印はアイスパフェを食べた時間)
思ったよりも極端に血糖値が高くなることはありませんでした。しかし、食べてからしばらくすると、全身の倦怠感が出現し、集中力も無くなってきました。急激に血糖値が上昇したことによる影響と考えます。巷では「甘いものをとると疲れが取れる」「リフレッシュできる」と言われていますが、それは大間違いということを体得しました。
以上、3回にわたり「リブレ」を使用したレポートをいたしました。今回「リブレ」を2週間使用し、今後いかにすればより健康的な生活を送れるか、良い参考になりました。
【おことわり】
「リブレ」で測定する「グルコース値」は、間質液中のグルコース(糖)濃度であり、厳密には血糖値とは異なります。しかし実際にはほぼ血糖値と同等の値が出るとのことであり、この記事では便宜上「血糖値」という用語を用いました。
