メニュー

415. JRの往復乗車券と往復割引の廃止

[2026.03.13]

 3月14日、JR東日本の運賃が改定されます。私がよく利用する那須塩原―宇都宮の運賃が860円(IC乗車券では858円)から910円(IC乗車券では902円)に、那須塩原―東京山手線内が2640円から2750円に値上げとなります。また、東海道新幹線と東海道本線(在来線)が並行する「東京―熱海間」の取扱いが変更になるなど、きっぷのルールが一部変わります。

詳細はコチラ(JR東日本のウェブサイト)
https://www.jreast.co.jp/2026unchin-kaitei/

 加えてJRグループでは、3月13日をもって往復乗車券と連続乗車券の発売を終了することになりました。それに伴い、片道の営業キロが601キロ以上の区間を往復で利用した場合に、往路および復路の運賃がそれぞれ1割引となる「往復割引」もなくなります。
 私はこれまで遠距離への旅行や出張の際に往復乗車券をよく利用してきました。昨年12月、依存症のシンポジウムに参加するために大阪へ新幹線で行きました。その際に利用したのが、「往復乗車券」でした(もちろん新幹線特急券も同時に購入しています)。那須塩原―大阪市内の運賃は10,340円です(注:3月13日までの運賃)。この区間の乗車券を片道ずつで購入する場合、20,680円になりますが、「往復乗車券」を購入すると、「往復割引」が適用され、18,600円となりました。2,000円近くもお得に旅行することができました。切符には「復割」と表示されています。

3年前の岡山への学会出張(289話290話)でも往復乗車券を使いました(もちろん往復割引適用です)。



 実は、「往復割引」(1割引)と「学生割引」(2割引)は併用可能で、私は学生時代にこれらの割引を利用して鉄道旅行を楽しみました。写真は、大学生の時に山形と播州赤穂を往復で旅行した際に使用した切符です。「復学割」と表示されています。

余談ながら、これは北陸を経由した乗車券で、その後北陸本線の大部分が第三セクターに移行されてしまったため、現在このようなルートのJR切符は買うことができません。

 今回の往復乗車券などの廃止について、JRは、「交通系ICカードの普及や紙の乗車券のご利用の減少、インターネット予約による割引商品等、お客さまのご利用の選択肢が拡大していることに伴い」1)と説明しています。確かに、私はIC乗車券や「新幹線eチケット」などチケットレスの利用をする機会が増えました。しかし遠距離への旅行では依然として紙の切符をよく購入します。往復乗車券をかなり愛用してきただけに、今回の廃止は非常に残念です。

【おまけ】
北海道・留萌本線(るもいほんせん)の深川―石狩沼田の往復乗車券。留萌本線は3月31日をもって鉄道事業を終了します(394話)。

1) 東日本旅客鉄道株式会社「運賃改定のご案内」(駅で入手した冊子)

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME