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424. るりはさんの依存症啓発動画

[2026.05.15]

 先月、下野新聞に「依存症の悪影響発信 ネット、ゲーム、ギャンブル 県が啓発動画」という記事が掲載されていました。インターネットやゲーム、ギャンブルへの依存のリスクについて理解を深めてもらおうと、栃木県が啓発動画を制作したという内容でした。この記事を読んだ私は、早速YouTubeの栃木県公式のチャンネルにアクセスしました。まずは15秒の「ギャンブル等依存症啓発広告動画」を視聴しました。なんと栃木県のご当地Vチューバ―である栃宮るりはさん297話)が出演していました。

 この動画では、「依存症は自分の意志でやめられなくなる『病気』」であり、「支援を受けることで回復ができる」ことを、るりはさんが分かりやすく説明しています。15秒でありながらも、依存症の大切な点(①依存症は自分の意志でコントロールができなくなる、れっきとした脳の病気であること、②依存症は、治療や自助グループ等につながることで回復可能であること)がしっかり解説されており、秀逸な動画だと感じました。

 「啓発用」の動画では、依存症の基礎知識や、ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子さんによる解説、そしてインタビュー動画ではギャンブル依存症の当事者や家族が登場するなど充実した内容になっています。これらの動画は、国際医療福祉大学准教授の山本由紀先生や先述の田中さんによる監修もされており、信憑性の高さも伺えます。

 依存症は「意志の弱さが原因」とか「自己責任」などという誤解や偏見が多い病気です。残念なことに依存症について誤解している医療関係者も少なくなく、依存症の患者さんの受け入れを拒んでいる医療機関も存在します。更に、依存症の当事者の中で実際に治療などにつながるケースが少ないという問題もあります(これを「トリートメント・ギャップ」と呼びます)。栃木県が制作した「啓発動画」で、少しでも偏見などが払拭され、治療などにつながる当事者の方がひとりでも増えるといいなと感じております。

 

【おまけ】

栃宮るりはさんが出演する依存症啓発動画について下野新聞に投稿したところ、5月7日の「読者登壇」コーナーに採用されました。著作権の関係で本紙は載せられないため、投稿した原文を載せます。なお、本紙では若干の修正が施されています。

  • 下野新聞社公認Vチューバ―の栃宮るりはさんが出演する「ギャンブル等依存症啓発広告動画」が先日公開されました。これは栃木県が制作したもので、ユーチューブの栃木県公式チャンネルで視聴できます。
  • 動画では、「ギャンブル、やめられなくなっていない?それって依存症かも!」という呼びかけから始まります。そして、依存症は「自分の意志でやめられない病気」であり、「支援を受ければ回復可能」であることを、るりはさんが分かりやすく解説しています。
  • 依存症は、「自分の意志の弱さが原因」などという誤解が多く、また実際に治療などにつながるケースが少ないのが実情です。るりはさんの動画により、少しでも依存症に対する誤解や偏見が払拭され、一人でも多くの当事者が回復するきっかけになることを期待しています。

 

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