441. 日本吃音・流暢性障害学会
この前の日曜日、「日本吃音・流暢性障害学会第14回大会」(東京)に参加しました。この会場には、支援者や研究者のほか、吃音の当事者の方々も多数参加していました。
お昼過ぎのプログラムはメインシンポジウム「青少年の吃音と不登校」でした。まずはかつて吃音で不登校を経験した言語聴覚士の方によるお話がありました。中学生時代に吃音を背景に学校生活が困難となり、不登校となります。当時は「合理的配慮」という考え方が十分に浸透していなかった時代。そんな中、通信制高校への進路を選択するまでの葛藤について語られました。
つづいて、吃音の子を持つ母親の方が登壇しました。そのお子さんは吃音のため周囲の子からいじめを受け、学校を欠席することが増えます。その演者の方は学校に対し吃音の啓発を行ってきました。さらに地元の市議会に請願書を出したところ採択され、現在では教職員が吃音学習を行うようになったそうです。発表の結末には、高校3年生になったそのお子さんの声が流されました。自衛隊に入隊することに決めたことや、制服を吃音外来の担当医に見せたいということを語っていました。とても感動するお話でした。
吃音のお子さんが学校でいじめに遭い、不登校に至るケースも決してまれではありません。私も吃音の当事者で、小学生時代には担任のS教諭から私のしゃべり方について散々馬鹿にされました。これは35年以上たった今でも非常に憤りを覚えます。吃音の理解が普及し、当事者の方々が生活しやすい世の中が訪れるといいなあと今回の学会に参加し改めて感じました。
【補足】会場には、吃音啓発のパンフレットがあり、私もいただきました。学校の先生方に対する啓発のもので、とても分かりやすくまとまっています。これはインターネットでもダウンロードできます。
https://www.zengenren.org/%E5%87%BA%E7%89%88%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E6%A1%88%E5%86%85/
会場には「声とことばマーク」のシールがありました。私も当事者ということで1枚いただき、名札に貼りました。
