メニュー

どくとるあるぱかのブログ

144. アルコール研修会の講師(2021.02.05更新)

 昨日、とある製薬会社のMR (medical representative:医薬情報担当者)さん向けの講演をいたしました(注:129話とは別の製薬会社さんです)。昨年末、その製薬会社さんから「『アルコール依存症の治療と森田療法』についての講演をしてほしい」とのご依頼をいただき、お受けしたものです。なおこのコロナ禍のため、今回の講演もZOOMの形式でした。
 講演の前半は、アルコール依存症の概要と治療についてお話ししました。アルコール依存症の治療の考え方がこの10年くらいで大きく変わってきていますので、治療の話題では、最新の情報をかなり盛り込みました。
 後半は、森田療法についての話題です。まずは森田療法の基礎知識についてレクチャー。この部分は「ご注文は森田療法ですか?」(129話)のスライドを再使用しました。それから「アルコール医療で役に立つ森田療法」というテーマで、アルコール依存症の治療においていかに森田療法を応用するかというお話をいたしました。アルコール依存症は森田療法適応の非定型例とされています。しかしながら森田療法は、歯科治療、皮膚科での診療、末期がんの集団療法(「生きがい療法」。36話40話41話)など様々な分野に応用されています。よって、アルコール医療にも十分に役に立つものと考えております。ここでは、「感情の法則」(27話28話)、「『気分本位』と『目的本位』」(31話)などの森田ワードを出し、アルコール依存症の医療で、このようにすれば森田療法が活用できるのではないか、ということについて話題提供しました。


スライド中の芦沢健先生のお言葉は、文献1)を引用。


 質疑応答のコーナーでは多くの方からご質問をいただき、活発なディスカッションとなりました。参加された方からは好意的なお言葉を頂戴し、大変ありがたかったです。私自身も、今回改めてアルコール依存症について勉強する機会が得られ、今後の医療活動に大いにプラスになりました。誠にありがとうございました。

 

【引用文献】
1) 芦沢健:依存と森田療法.日本アルコール関連問題学会雑誌 21: 91-95 ,2019.

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME