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171. まさか、私がコラム執筆者!?

[2021.08.13]

 6月下旬、マンガ雑誌「本当にあった笑える話(ほんわら)」の編集者さんから突然お電話をいただきました。「ほんわらに連載されていた『まさか、私がパニック障害!?』の単行本を出すことになり、そこに専門家によるコラム記事を載せることになった。コラムの執筆をお願いできないか」というお話でした。その編集者さんは、当院ブログ(98話「まさか、私がパニック障害!?」など)を読んでくださったようで、私に連絡されたとのこと。「ほんわら」は、私が毎月欠かさず購読している雑誌で、当院のブログにも何度か「ほんわら」に関する話題を書いています(61話など)。このため、「ほんわらさんには大変お世話になっていますので・・・」とお伝えした上で、コラム執筆を快諾することにいたしました。

 数日後、編集者さんから、執筆依頼についての詳細がメールで送られてきました。提示されたテーマは2つ(1.パニック障害の原因と治療法、2.身近な人がパニック障害になったときの接し方)。更には、パニック障害になる人は増えているか(コロナの影響もあるのか)、薬が飲めない患者さんにはどのように対処すべきか、飛行機恐怖を持つケースが何とか飛行機に乗れるにはどうすればいいか、などの質問にも回答してほしいとのことでした。
 締め切り日は、7月9日。メールをいただいたのは6月29日ですので、10日間くらいしかありません。のんびりはしていられません。まずは、パニック障害に関連する文献をかき集めました。すぐに文献を取り出せるように、私の机には文献のタワー(?)ができました。

ただ、文献調べをしているときよりもむしろ、ウォーキングをしているときや食事をしているときに意外とネタは思いつくものです。ネタをすぐに書き込めるように、いつも持ち歩いている「発想ノート」(68話)を活用しました。厳しめな字数制限(1つのテーマで1000-1500字程度)には少し頭を悩ませました。いろいろ書いてしまうとあっという間に字数オーバーです。このため今回は、基礎的なお話を中心に執筆することにし、応用的な話題については字数の都合でカットしました。ただし一部に、森田療法的な考え方を盛り込んだ箇所もあります。
 原稿がある程度完成してからも、プリントアウトして、一読して、手直しをする、を繰り返しました。5回くらい訂正を施した結果、ようやく納得のいった原稿が出来上がり、締め切り日の2日前に提出できました。

 後日、単行本の見本が届きました。早速読んでみましたところ、私の文章が「精神科医によるSPコラム」として計4ページ掲載されているのを確認しました。感無量でした。今回このような機会を与えてくださいました、出版社のぶんか社さん、その編集者さんに御礼申し上げます。

 単行本「まさか、私がパニック障害!?」は8月10日に発売されました。義母からのいじめ、夫からのDVなどがきっかけにパニック障害を発症した主人公が、薬物療法なしで回復していったという、感動的な物語です。ぜひ書店などでお買い求めください!

(注)当院ブログでは、できる限り最新の考え方に基づいた医学用語を使うよう心がけており、通常では「パニック症」という病名を用いています。しかし今回は、単行本のタイトルに「パニック障害」が使われていることから、「パニック症」ではなく「パニック障害」を用いました。もちろん、単行本に執筆いたしましたコラムも「パニック障害」で統一しています。

 

 

 

 

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