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201. 黒磯発東京方面行き普通列車がなくなる!

[2022.02.25]

 JRグループでは3月12日にダイヤ改正が行なわれます。那須塩原市内を走行するJR宇都宮線(東北本線)では、この日より新型車両E131系の運行が開始します。これまでこの区間では、かつて京葉線などで使われていた「おさがり」の車両でしたので、新車の投入は実にありがたい限りです。
 しかし一方で残念なニュースもあります。現在早朝に運行している、黒磯発東京方面行きの普通列車がダイヤ改正の日をもって取りやめとなってしまうとのことです。

 現在、黒磯発東京方面行きの列車は、4本あります。
・黒磯 5:27発(平日:上野行き、土曜休日:小田原行き)
・黒磯 6:17発(上野行き)
・黒磯 6:51発(平日:品川行き、土曜休日:熱海行き)
・黒磯 7:32発(上野行き)
(補足:黒磯駅の次の駅が、当院の最寄り駅、那須塩原駅です)

 特筆すべきなのが、土曜休日に運行される、黒磯発熱海行き。約270kmを4時間37分で運転します。普通列車では最長クラスとのことです。

 私は東京へ行く際には、よく普通列車を利用していました。2両連結されているグリーン車は、特急列車並みの乗り心地で快適であり、とても重宝したものです。那須塩原から上野まで、普通列車で約2時間30分。新幹線の倍以上時間がかかります。しかし読書をして過ごすにはむしろちょうど良い時間でした。それに、ポータブルオーディオでクラシックの曲を聴きながらののんびりとした移動は、とても至福なひと時と感じていました。なんといっても普通列車は、交通費の安さが魅力です。乗車券のみで乗れます(那須塩原―東京の運賃2,640円)し、グリーン車利用でもグリーン料金1,000円(土曜休日は800円)の加算ですみます(注:グリーン券を事前購入した場合の料金)。一方で、新幹線は確かに便利ですけれども、東京へは約1時間で到着してしまい、はやすぎてしまいますし、乗車券のほかに特急料金(指定席)3,000円以上がかかります。もちろん目的地へ早く到達したい場合は新幹線ですけれども、のんびりと移動したいときには普通列車を選択していました。(注)
 来月のダイヤ改正以降、那須塩原から東京方面へ普通列車で移動する場合、必ず宇都宮で乗り換えなければならなくなります。不便になってしまうなあと残念に思います。

(注)現在コロナの影響で、東京行きを自粛しております。よって、この部分の文章は、コロナ前の出来事にあたるため、「過去形」で記しました。


普通列車グリーン車。読書灯もついており、快適に移動できます。

 


東京方面へ直通する列車として使われる車両。途中の2階建て車両が、グリーン車です。
ダイヤ改正後、この列車は那須塩原市では見られなくなります。

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