昨年末、「自分へのご褒美」ということで、PCソフト「CeVIO AI 小春六花 Talk Voice」（チェビオ エーアイ コハルリッカ トークボイス）を購入しました。これは、小春六花というキャラクターが文章を読み上げてくれるというソフトです。なお、このキャラの声を担当したのは、声優の青山吉能さん（２４３話）です。

　まずは、このソフトのインストールです。パッケージに入っているDVDをパソコンに入れ、一定の操作をし、シリアルナンバーを入力したら、比較的簡単にインストールできました。このソフトを立ち上げて、いろいろ操作してみたら、ある程度使い方を理解できました。さっそく宇都宮線ワンマンカーの車内放送のセリフを入力してみました（セリフの内容は、あらかじめ宇都宮線に乗車した際に録音し、入手していました）。

最近では音声合成ソフトの技術が進歩し、人間が喋っているような話し方をかなり再現できるようになりました。しかしそれでも一部イントネーションが不自然な箇所が出てきてしまいます。そのような箇所については、アクセントなどのパラメータを調整すると、ある程度自然な喋り方に修正できます。いろいろパラメータを調整し、悪戦苦闘しながらもなんとか音声データを完成させました。それをもとに動画データを作成し、早速YouTubeにアップロードしました。その動画（といっても実際は静止画ですが）がこちらです。

文字を入力して、パラメータを調整しただけで、あたかも人間が喋っているかのような口調になりました。さすが小春六花！と感じました。しかしそれでも一部不自然な箇所が残ってしまったため、今後パラメータの調整などの研究をして、もっと自然な話し方にすることができれば、という思いです。
　なお、このソフトは感情のパラメータも自由に調整することもできます。今回は車内放送の再現のため、落ち着きのある口調にしました。そのほか、「怒りっぽい喋り方」「悲しそうな喋り方」「元気いっぱいな喋り方」なども可能です。
　今後、小春六花を利用して、様々な動画の制作ができれば面白そうだなぁと思っております。