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99. 志村けんさんのこと

[2020.04.03]

 3月29日、コメディアンの志村けんさんが新型コロナウイルスによる重症肺炎のため、逝去されました。享年70。
 私は幼いころから、志村さんの独特なギャグを観て育ちました。土曜日夜8時にTBS系で放映されていた「8時だヨ!全員集合」(22話参照)や、その後番組の「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」、フジテレビ系で放送されていた「ドリフ大爆笑」「志村けんのだいじょうぶだぁ」はいつも観ていました。小学生時代、三つ又の太鼓を叩くふりをして「だいじょうぶだぁ~」「ウェ!ウェ!ウェ!」と唱えるネタや、「変なおじさん」のポーズはよく学校で真似をしたものです。志村さんお得意のスイカの早食いは、よく周りのともだちが真似してやっていました(さすがに私は遠慮してやりませんでしたが)。

 それだけに、志村さんの訃報を知り、とても衝撃をうけました。

 ニュースサイトに掲載されていた追悼記事1)2)によると、志村さんはシャイで人見知りの性格だったといいます。志村さんにインタビューをした記者によると1)「とても人見知りな人で。非常にシャイで繊細な人なんだな、というのが強く印象に残っています」「普段の志村さんは『静』なんです。(中略)実はとても慎重な方なんだな、という印象を受けました」とのことです。志村さんと言えば、とても軽やかで、パワフルな印象を強く受けておりましたので、とても意外に思えました。そんな中志村さんは、視聴者を楽しませようと、試行錯誤で様々なネタを作り上げられました。僭越ながら志村さんは、神経質性格をお持ちだったのかもしれません。小心などの弱力性と、粘り強さ、完全欲などの強力性を備えた性格3)で、己の神経質性格を活かされたこそ、ここまで偉大なコメディアンになられたのだと想像しております。

 最近ではNHKの朝の連続テレビ小説「エール」で重鎮作曲家を演じられた由であり、また映画「キネマの神様」で初めて主演を務められる予定だったとのこと。これからますますのご活躍を期待していただけに、とても残念です。

 謹んでお悔やみ申し上げます。合掌。

 

【引用文献】

1) 中村竜太郎:【追悼】志村けん 取材記者だけが知る“素顔”「努力を外に見せない、シャイで繊細な人でした」 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/36958
2) 元サンスポ文化報道部部長・玉井哲、志村さんは「とてもシャイで人見知り」
https://www.sanspo.com/geino/news/20200331/geo20033105000014-n1.html
3) 南條幸弘:家康その一言~精神科医がその心の軌跡を辿る.公益財団法人静岡県文化財団,静岡,2015.

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