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191. 万年筆

[2021.12.24]

 最近、書類作成の際に万年筆を使うようになりました。これは16年前に購入した「セーラー万年筆」で、勤務医時代はカルテの記載などで積極的に使っていました。しかし、当院開業後は電子カルテを使うようになったため、この万年筆は自然と使わなくなり、しばらく引き出しの中にしまっていました。手書きの書類を作成する際は、ゲルボールペンを使っていました。しかし、なんだか字が味気ない・・・と思っていました。そんな中、この万年筆の存在を思い出し、再び使ってみようと思い立ったのです。
 この万年筆を使用するのは数年ぶり。まずは試し書きをしてみたものの、インクが全く出てきませんでした。インクカートリッジを挿入したまま数年放置したため、中のインクが固まってしまいました。カートリッジを抜いて、ペン先を丁重に水洗いしました。その後よく乾燥させたうえで、新しいインクを挿したら、きちんと書けるようになりました。
 この万年筆の使用説明書に、購入日と購入場所のスタンプが押してあります。購入した日は平成17年12月25日で、購入した場所は仙台市の藤崎百貨店です。当時私は山形市に住んでおり、ショッピングで仙台を訪れた際に購入したものです(注:購入日の平成17年12月25日は、クリスマスを意図したものでは全くなく、たまたま日曜日で仕事が休みだっただけです)。確か、研修医時代に購入した初代の万年筆があっさり壊れ、2代目の万年筆を求めて藤崎に寄ったのでした。カルテにも書きやすいよう、細字のものを選んで購入。価格は2万円(+消費税)だったのを覚えています。
 この万年筆を購入してから、3か所の勤務先の病院で使用してきました。そして当院で4か所目です。使用を始めて16年経過した現在も書き心地は抜群です。これからも末永く使っていきたいものです。

 

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