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88. コミックマーケット 後篇

[2020.01.17]

 前回は、初めてコミケに参加したお話をいたしました。
 今回は、昨年12月30日に一般参加したコミケのレビューです。

 開場時間10時の30分前に会場に到着。列の最後尾に並びました。

 スタッフの誘導にて少しずつ前に進みます。それにしてもすごい人の数です。しかしほとんど苦痛な感じはありませんでした。むしろ「わくわく感」がありました。人混み嫌いの私が、嫌悪感を覚えず逆に楽しい感覚になるのは意外でした。やはりこれは、実践してみなければわからないことです。森田療法の「行動が感情を変える」に当てはまるものと感じました。

 徐々に会場に近づき、開場時間から50分経過。展示棟に入場することができました。おそらく参加者は10万人を超えるでしょう。これだけ大人数の参加者がいても、大きな混乱はなく、スムーズに会場に入ることができました。これも、誘導などに携わったスタッフの皆様のおかげです。頭が下がる思いです。

 スタッフが持つ看板や手元の会場マップを参考にして、お目当ての展示場へと進みました。そして、遂に目的のサークルへ。

 今回お邪魔したのは、漫画家・櫻日和鮎実(さくらかわ・あゆみ)先生のサークルです。櫻日和先生は、パニック障害を経験されており、その闘病体験をコミックエッセイ「パニくる!?」1)に描かれています。また、先生は「美少年」関連の作品を多く手掛けられており、サークルには美少年に関する同人誌が販売されていました。私は、同人誌全種類とともに、オリジナルキャラクターのマスコットを購入いたしました。もちろん櫻日和先生と直接お話をすることができ、楽しいひと時を過ごすことができました。ありがとうございました。


(その時購入した、櫻日和先生の同人誌3冊&マスコット)

 まだまだ時間があります。せっかくなので別のサークルを見て回ることにしました。それぞれ、趣向を凝らした同人誌が売られています。その中で、ドラえもんなどのパロディ漫画の同人誌を見つけ、思わず衝動買いしてしまいました。また、別のサークルにて、「現役弁護士が書いたマンガと法律」というものも見つけました。表紙には「萌え系」の絵が描いてありますけれども、中身は極めて真面目な法律のお話。こちらのサークルの方は普段弁護士をされているとのことで、「法曹関係の方のサークル参加は結構多いですよ」とのお話を伺いました。
 この付近には、法律関係のほか、鉄道、グルメなどの同人サークルが集まっていました(後日拝聴した櫻日和先生のミニラジオ2)によると、この付近は「評論」のスペースだったそうです)。コミケはオリジナルの漫画作品や二次創作漫画を売るイベントというイメージが強いですけれども、それだけではないのですね。これは実際にコミケに出向かないと発見できないことです。

 その様子を見て、「私も、コミケにサークル参加して、『どくとるあるぱかのブログ』の本を販売したら、きっと面白いだろうなあ!」と想像したのでした。

 

【文献など】

1) 櫻日和鮎実:パニくる!? パニック障害、「焦らない!」が効くクスリ。KADOKAWA,東京,2018.


(こちらの書籍は、当院待合室の本棚においてあり、自由に閲覧可能です。ただし、持ち出しはご遠慮ください)

2) 櫻日和鮎実:漫画家 櫻日和のミニラジオ #58 冬コミお疲れさまでした.
https://radiotalk.jp/talk/211285

 

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