348. 高級ホテルで「ああっ!しまった!」
先日、とある製薬会社主催の全国講演会に出席しました。会場は、東京・虎ノ門にある超高級ホテルです。この日は雲一つない晴天。東京駅から虎ノ門まで歩くことにしました。途中、皇居外苑、省庁の建物が並ぶ霞が関、そして虎ノ門ヒルズの付近をゆっくり歩き、約50分で虎ノ門の某ホテル付近に到着しました。距離にして約3キロ。意外にも近いものです。
ホテル付近に着いたものの、入り口の場所が分からず迷いました。周辺を歩き回り、ようやく入り口を見つけることができました。
そのホテルに入ると、ロビーが非常に広々としており、さすがは「ホテル御三家」の一つと言われるだけあるなと感じました。トイレに入りたいと思い、探してみたももの、このロビー階が非常に広いこともあり、見つけることができませんでした。やむなく講演会の会場に向かうことにしました。製薬会社の方の案内に従って進んだところ、エレベータにたどり着きました。その方曰く、「エレベータで1階に降りてください!」とのこと。ここのロビー階は1階ではないのか・・・ということは、ここは2階なのかな?と勝手に解釈しました。2階から1階へ降りるのであれば私は階段を使いたい派ですが、階段を探そうとすると時間がかかりそうだったため、やむなくエレベータを使うことにしました。下りのエレベータが到着し、乗り込んだところ、上の階から降りてきた女性が一人乗っていました。突如その女性は「ここは何階なの?」と訊ねてきました。エレベータの液晶パネルには「LB(ロビー)階」と表示されていたため分からなかったのだと思います。私は「2階ですよ」と答えると、その女性は大慌てでエレベータから降りていきました。扉を閉めて、改めてエレベータの液晶パネルを確認したところ、「次は4階です」という表記を見ました。「あれ??次は4階?・・・ということは、私がエレベータに乗り込んだロビー階は2階ではなくてもっと上の階だったのか??その女性に間違ったことを教えてしまったかも!」「ああっ!しまった!」と感じました。あとでこのホテルの公式ホームページで確認したところ、ロビー階は2階ではなく「5階」とのことでした。結局そのままエレベータは下の階へ降りていき、その女性が本来降りるべきだった2階で止まり、扉が開きました。いっそのこと、上の階に戻ってその女性に「先ほどは間違いでした、すみませんでした」と伝えたい気持ちもありましたが、このホテルにはたくさんのお客さんがいるため、その女性を見つけるのはほぼ不可能と考え、諦めました。いまごろ、その女性は5階で迷っていらっしゃるだろうな・・・とても申し訳ないことをした・・・と思わずにはいられませんでした。
今回のハプニングは、私が「このホテルのロビー階は2階だろう」という勝手な思い込みから生じたものです。予め私がこのホテルの構造を把握していれば、このようなミスは起こらなかったものと思っております。前回の記事で、アポなし訪問をした水道屋に対し「神経質が足りない!」と喝を入れましたが、今回のホテルでの件につきまして、「私も神経質が足りない!」と大いに反省したのでした。