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161. 新型コロナワクチンの副反応(私の場合)

[2021.06.04]

 先月、新型コロナワクチンの接種を受けました。
 事前の情報で、注射を受けてからワクチンの副反応(倦怠感、頭痛、発熱など)が出ることがあると聞いていました。特に2回目の接種後に高い確率で出現するとのこと。とある外科医のケースで、接種のあとに強い副反応が出てしまい、手術を延期したという情報も聞いていました。私の場合も、副反応の影響で診療に支障が出てしまうと、せっかくいらっしゃる患者さんに大変申し訳ないと懸念しました。よって、心配性の私は水曜日に接種することにしました。その翌日は木曜日で、当院の休診日ですので。
 1回目の接種は、ゴールデンウィークの最終日でした。接種開始時刻の約30分前に会場へ行ったところ、すでに長い行列が。並んで待つことにしました。ちょうど持参していた本を読んで時間つぶしをしました。まずは、体温チェック。次に、市の職員による本人確認(免許証を呈示)、問診票確認。それが済むといよいよ接種です。注射された瞬間は、それほど痛みは感じませんでした。接種後15分は背もたれのある椅子に座り安静にします。接種直後にアナフィラキシーショックなどが出現する恐れがあることから、その経過観察のためです。幸い私の場合は重篤な副反応はなく、15分待機したあとに会場を後にしました。しかしその後、接種した左肩に軽い筋肉痛が出てきました。また全身のだるさを覚えました。ただし発熱はありませんでした。その翌日も軽いだるさは続き、少し身体を動かすだけでも疲れてしまいました。広いホームセンターでの買い物も、かなりしんどかったです。次の日には自然にだるさは消失しました。
 2回目の接種は、1回目の3週間後。接種の担当の先生から「2回目では倦怠感がもっと強く出るかもしれませんね」とのコメントを頂き、接種。前回と同じく、接種後にだるさや疲れやすさを感じました。更に今回は軽い頭痛も出ました。ただ、デスクワークには支障をきたすことはありませんでしたので、職場で患者さんからお預かりした書類を一気に作成しました。だるさ等は翌日も続きました。その日は当院の休診日でしたけれども、とある事業所で産業医の業務がありました。これは月1回その事業所に伺うもので、前半は会議で、後半は職場巡視があります。座っている分には問題ないものの、少し歩くだけでも疲れてしまう状態ですので、前半の会議のみ出席として、職場巡視はお休みをいただくことにしました。その事業所を後にしてからは一気に疲れが出てしまいました。帰りにスーパーで食料品を買う予定でしたが、それは諦めました。コンビニでの必要最低限な買い物にとどめ、あとは自宅で休むことにしました。その夜は37℃台後半まで熱が出てしまい、驚きました。幸いにも次の日には熱は下がり、だるさも軽減していました。
 上記はあくまでも私の場合です。被接種者の中には、倦怠感が強く出て、翌日動けなくなるケースや、38℃台の発熱が出るケースもあるそうです。このため、ワクチン接種の当日や翌日は大切な予定を入れない方が賢明です。

 

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