24. 導かれし機器たち(?)
今回は、当院にて導入した機器類についてのお話です。
(注:当院は、精神科・心療内科クリニックであり、レントゲンやCT、MRIなどの設備はありません)
・ラベルプリンター
血液検査をする際に、血液を入れる容器を目にすることと思います。
これを「スピッツ」と呼びます。
このスピッツに、患者さんの名前などの情報が書かれたラベルを貼ります。
そのラベルを発行する装置です。
電子カルテと連動しており、血液検査をオーダーすると自動でラベルが出てきます。
・心電計
精神科とはいえ、心電計はあったほうが良いと思い、導入いたしました。
向精神薬の副作用で、心電図異常があるからです。
その中で我々精神科医が気を付けるべきものは、「QT延長」と呼ばれるものです。これは、そのまま放置していると、最悪な場合、重篤な不整脈を起こす恐れがあります。よって、向精神薬を服用している患者さんに対し、定期的に心電図検査を施行することが推奨されています。
・AED
AEDによって、命が救われた話をよく耳にします。いざというときに役に立てればと思い、導入しました。
AEDの設置場所が網羅されたマップ「財団全国AEDマップ」にもそのうち当院が掲載されるでしょう。
当院の入り口に「AED設置しています」のラベルが貼ってあります。
あと、
コンパクトオーディオを設置しました。
パナソニック製です。
当院にはテレビはありません。
かつて勤務していた病院には、待合室にテレビが置いてありました。
ただ、その音があまりにもうるさい。
特にスポーツ中継のときには騒がしく、診療の妨げになることもありました。
テレビは当院のコンセプトに相応しくないと思い、設置しないことにしました。
とはいえ、音がなければ待合室があまりにも静かすぎます。
そこで、オーディオ機器を導入した次第です。
診療時間には、癒し系の音楽を流す予定です。
余談ですが、お店などで音楽を流すと、音楽の著作権を取り扱う団体に使用料を払わなければならないことを耳にします。当院もその手続きが必要になるのかな・・・と少し心配になりました。しかし、その団体のHPで確認したところ、医療機関では「当分の間使用料が免除される」とのこと。よかった。これで安心して音楽を流せます。