180. ドラゴンクエスト
先日任天堂からメールが届きました。ニンテンドースイッチのソフト購入で使えるポイントの有効期限が近づいているとのこと。それに付随して、手軽に楽しめるダウンロードソフトの案内がありました。その中に「ドラゴンクエスト」の記載を見つけました(もちろん、1作目のドラゴンクエスト(以下「ドラゴンクエストI」)です)。
ドラゴンクエストIは、1986年にファミコンソフトとして発売されました。当時私は小学生。このソフトを必死に攻略したのを思い出しました。特に印象に残っているのは、ラスボス(最後の敵)との闘いの場面。ラスボスを倒して一安心と思ったら、いきなりその敵が正体を現して最後の戦闘シーンに移行します。初めてそれを観た時はかなり驚いたものです。そして苦戦の末にその敵を倒した時にはかなり喜んだのを覚えています。それからこのソフトのファンとなり、以後発売された「II」以降のシリーズもけっこうプレイしてきました(遊んだことのないタイトルは、「VII」「X」「XI」のみです)。特に名作中の名作である「III」は、ファミコン版、ゲームボーイカラー版、ニンテンドー3DS版の計3回クリアしました。
久々にドラゴンクエストIをプレイしたくなり、購入、ダウンロードしました(もちろんリメイク版です)。早速プレイ開始。最初は主人公の名前設定です。迷わず「アル」という名前を入力しました(由来は、当院のシンボルである「アルパカ」、森田療法の重要ワード「あるがまま」から)。しかしながら、「そのなまえにはできません」という表示が出てしまいました。何故「アル」という名前がダメなのかはよく分かりません。とにかく別の名前を考えなければなりません。数十分悩んだ末、「リバティ」にしました(由来は、東武鉄道の特急車両500系の愛称から)。入力後、お城の場面に移りました。今度はOKのようです。
ドラゴンクエストIでは、仲間とパーティを組むことがなく常に主人公一人で冒険します。戦闘シーンで遭遇する敵は必ず1匹であり、1対1の闘いとなります。主人公のパラメータはHP、MP、ちから、すばやさ、みのまわり、攻撃力、守備力、ゴールド、経験値くらいで、必要最低限なものにとどまっています。システムはいたってシンプルに思えます。でも、これがロールプレイングゲームの元祖とも言える作品であり、極めて貴重なものです。主人公は最初から遠方へ移動することができますが、遠くへ行くと強い敵に遭遇し、あっという間にやられてしまいます。このため、私はできるだけレベルを上げて強い装備をしてから新たな土地に進むようにしています。ここら辺が、「リスクをできるだけ回避して、慎重に進める」という私の性格が出ているなと感じてしまいます。
【訃報】長年ドラゴンクエストシリーズの音楽を手掛けた、作曲家のすぎやまこういち氏が2021年9月30日逝去されました。謹んで哀悼の意を表します。