240. 「太平記」の思い出
現在、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を毎週楽しみに観ています。主要人物が次々と退場していくシリアスな内容ながらも、見ごたえのあるストーリーで、脚本の三谷幸喜さんはさすがだなと感じております。この物語も間もなく最終回で、どのような結末を迎えるか、大変気になっています。
これまで私は数々の大河ドラマを観てきました。初めて本格的に観た大河ドラマは、「春日局」です。ちょうど私が小学6年生の時で、学校で社会科の歴史の授業が始まったころです。歴史の勉強になると思い観始めたのを思い出します。それ以降歴史に興味を持つようになり、面白そうと思った大河ドラマを観るようにしておりました。「信長」「炎立つ」「八代将軍吉宗」「元禄繚乱」「葵・徳川三代」「功名が辻」「篤姫」「天地人」「軍師官兵衛」「真田丸」などは毎週欠かさず観ていました。来年の大河ドラマは「どうする家康」で、私のイチオシの戦国武将、徳川家康が主人公の作品であり、もちろんチェックする予定です。
私がこれまで観てきた大河ドラマで、最も印象に残っている作品は、「太平記」です。平成3年(1991年)に放映されたもので、足利尊氏を主人公に描いた作品です。主演は真田広之さんでした。当時私が住んでいた栃木県足利市が舞台であり、ドラマ放映期間中、足利市内は観光客でにぎやかになったのを覚えています。なんと、市内に大規模なオープンセットが作られ、私も何度かそこに足を運んだものです(ドラマ撮影のない日は一般開放されていました)。オープンセットの近くには、簡易的な遊園地(確か、「ネバーランド」という名称だったような?)があり、友人とそこで遊んだ記憶もあります。そこのお化け屋敷は少し怖かったのを思い出しました。オープンセットから少し離れた場所には、乗馬クラブもありました。そこで、ドラマの出演者が乗馬の練習をしているところを何度も目撃しました。出演者が休憩しているすきにサインをもらう地元の人もよく見かけました。
しかし、「太平記」の放送が終わると、足利市某所にあったオープンセットは取り壊されてしまいました。そのまま保存していれば、観光地としてお客さんが多く訪れるだけでなく、他のドラマなどの撮影に使えるのに、と思っていただけに今も残念に思います。地元の人が保存に反対したから取り壊されたという話を聞いたことがありますが、実際のところはよくわかりません。そのほかに、メンテナンスが大変という理由もあったのかもしれません。なお、それと同じ時期に、「ネバーランド」(?)や乗馬クラブもなくなってしまいました。
この「太平記」をまた観たいと思っており、再放送されないかな・・・と気になりましたけれども、すでに2020年にBSプレミアムで再放送したとのことでした。もう少し新聞やNHKのサイトを細かくチェックしていれば、再放送の存在に気付いたのに、と非常に悔やまれます。