281. 久々の飛行機搭乗
先日、セミナーの参加のために、島根県松江市へ行きました。山陰地方への訪問は約7年ぶり。せっかくなので松江市までの往路で、寝台特急「サンライズ出雲」を利用したいと思いました。切符の購入のため、約1か月前に那須塩原駅の窓口へ。しかし残念ながら「満席です」と言われてしまいました。一度満席と言われた場合も、キャンセルが発生するのを狙い、粘り強く駅へ通うことで奇跡的に切符が取れることがあるという話もありますが、それにはかなりの労力を必要とします。このため、寝台特急は諦め、飛行機を利用することにしました。航空券は、航空会社のサイトで購入しました。
飛行機の利用は約3年半ぶりです。ちょうどコロナ騒ぎが始まった2020年2月に、プライベートで関西空港から羽田空港への飛行機を利用したとき以来です。それから3年半経過してしまい、飛行機に乗るための手続きはどうすればいいか、記憶があやふやになってしまいました。心配性の私は、事前に航空会社のサイトを調べてみることにしました。すると、以前と手続きの方法が変わったことに気づきました。かつては、スキップサービスというものがあり、航空運賃支払い済みで座席指定済みの場合は、空港でのチェックインは省略し、直接保安検査場へ行って、オサイフケータイなどを機械にタッチすればよいというものがありました。しかし、そのサービスは取りやめになったとのことです。その代りに、スマホの公式アプリを使う方式になったようで、さっそくそのアプリをダウンロードしました。アプリの使い方は、YouTubeに数々の説明動画がアップされていましたので、それを参照しました。
搭乗日当日。羽田空港に到着する前に、アプリで、チェックインの操作をしました。すると、バーコードのついた「モバイル搭乗券」の画面が出てきました。そのバーコードを、保安検査場や搭乗口の機械に読み取らせるようです。空港に到着し、保安検査場へ。事前にスマホを操作して、アプリの「モバイル搭乗券」の画面を表示させる必要があり、ちょっと面倒かなと感じました。ポケットに入っているものをトレイに入れて、セキュリティゲートをくぐったところ、ブザーが鳴ってしまいました。「あれっ?どうしたのだろう??」よく確認したところ、腕時計を外すのを忘れてしまっていました。これは明らかに私に非がありますけれども、ゲートでブザーが鳴ってしまうととても悔しいものです。その後、無事保安検査場をクリアし、搭乗口へ向かいました。
搭乗時間になり、スマホのアプリを使い、改札機を通過。飛行機へはバスで移動します。
バスでの移動中、「鬼滅の刃」の飛行機を見かけました。
いよいよ搭乗。
各座席には、タッチパネル式のスクリーンが設置されていました。現在地マップ、機外カメラ映像などのほか、映画なども自由に観られるようです。いよいよ飛行機が動き出しました。おなじみの機内安全ビデオが放映されました。「必ずご覧ください」と言われながらも、最初から最後まで観ない人の方が多い印象ですが、私は久々の飛行機搭乗のため、しっかりと観ることにしました。かつては、歌舞伎風で派手な内容の安全ビデオが放映されたこともありましたが、今回はかなりシンプルな内容でした。そして飛行機は離陸。高度を上げ、安定した飛行に入ると、CAさんが飲み物を持ってきてくれました。
私は、スープを選択。
飛行中は、読書をして過ごしました。なお、スクリーンでは新海誠監督の「すずめの戸締り」が鑑賞できるようであり、興味がありましたが、フライト時間が1時間程度であり、作品の途中で目的地に到着してしまうため、観るのを諦めました。この日は晴天で、特にフライトでのトラブルはなく、羽田から1時間程度で目的地の米子空港(鳥取県)に着陸しました。
この空港の愛称は「米子鬼太郎空港」。ゲゲゲの鬼太郎の像が設置されていました。
飛行機を降りてからは、空港リムジンバスで松江駅へ移動しました。
かえりは、米子空港から羽田空港へのフライトを楽しみました。
飛行機搭乗の翌日、公式アプリを開いたところ、羽田―米子間の往復分のマイルが付与されていることを確認しました。マイルが貯まったのを見るのもひそかな楽しみで、思わず満足しました。