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349. 「ほんわら」休刊

[2024.12.06]

 先月末、出勤の際に近所のコンビニに寄り、定期購読している漫画雑誌「本当にあった笑える話」(ほんわら)を購入しました。表紙には「最終号!今までありがとう」「23年間ありがとう!!」という表記がありました。さっそく中身を確認したところ、「休刊のお知らせ」が掲載されており、驚きました。これまで楽しみにしていた雑誌が休刊になってしまうとは・・・大変寂しい限りです。
 この雑誌の購読を始めたのは、約6年前です。私がSNSでフォローしている漫画家さんが「ほんわら」で連載をしていることを知り、購入したのがきっかけだったと記憶しています。いつしかこの雑誌の発売日になると、近所のコンビニに立ち寄り、購入することが習慣となりました。ピーク時には、「ほんわら」とその姉妹誌にあたる「ほんわらスペシャル」なども購読しており、月に複数回この系統の雑誌を読んで楽しんでいました。こちらのブログでも、「ほんわら」に関連した記事をいくつか書いております(61話98話127話170話175話など)。
 「ほんわら」は主に、読者からの投稿ネタをもとにプロの漫画家さんが描き上げた「読者投稿」のコーナーと、漫画家さんによる連載作品のコーナーからなっていました。私も「読者投稿」を何回かしたことがあり、そのうちいくつかを採用していただきました。私のネタがプロの漫画家さんにより一つの作品になっているのを読んで、とても感激したものです。
 「ほんわら」の連載作品の中で、特にお気に入りの漫画家さんについては、そのツイッター(現・X)のアカウントをフォローし、その方のツイート(ポスト)を見るのが楽しみになりました。その漫画家さんが同人誌の即売イベント(コミックマーケット、コミティアなど)に出られるという情報を見ると、そのイベントに出向き、その方に直接お会いすることもありました。また、「ほんわら」にて長年連載を続けられたとある漫画家さんの旦那様が飲食店を経営されているのを知り、そのお店にも足を運びました(これまで2回訪れたことがあります)。店員さんが明るくお店の雰囲気も良く、もちろんお料理もとても美味しくいただきました。「ほんわら」休刊に伴い、その漫画家さんのご作品は完結してしまいましたが、これからも機会があればそのお店に立ち寄りたいです。
 「ほんわら」にまつわるエピソードで忘れられないのは、その雑誌の編集長さんからお電話を頂いたことです。「ほんわら」で連載していた「まさか、私がパニック障害!?」を単行本化するのにあたり、専門家のコラムを書いてほしいとのご依頼でした。もちろん、「ほんわらにはお世話になっていますので」とお伝えし快諾いたしました。このエピソードは171話に書いております。なお、ご連絡をくださった編集長さんは「ほんわら」の作品にたびたび登場するほどの有名な方であることを後になって知ったのでした。単行本「まさか、私はパニック障害!?」は現在でも発売されています。先日東京の大型書店を訪れたところ、精神医学のコーナーにこの本が並んでいるのを発見し、とても感動いたしました。
 「ほんわら」は、一昨年~昨年に「ほんわらスペシャル」などの姉妹誌が休刊となり、メインの「ほんわら」自体も、今年からは隔月発行となっていました。近年は「出版不況」といわれ、様々な雑誌が休刊や廃刊に追い込まれており、「ほんわら」も厳しい状況だったのでしょう。残念ながら今回で「ほんわら」は休刊となりますが、年4回の増刊ムックは発行を続けるとのことで、今後はそちらをチェックしたいと思っております。

 長い間誠にありがとうございました。

 

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