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どくとるあるぱかのブログ

237. 「じゅん」な心(2022.11.01更新)

 当院の掲示物や印刷物には、丸ゴシックの共通のフォントを多く用いています。このフォントの正式名称は「じゅん34」です。

使用例


玄関の案内板


診察室1の案内板


受付カウンターにある掲示物


診察室にある森田療法の説明(開業前の内覧会より掲示しています)


当院のリーフレット

 当院の開業準備をしていた頃、院内の表示や掲示物に共通のフォントを使うというアイデアを思いつきました。勤務医の頃に職場からの指示で視察したとある病院で、癒し系の共通のフォントが看板や案内表示などあらゆる箇所に使用されていたのを思い出しました。それを真似しようと考えたのです。

 まずは、どのフォントが当院にふさわしいか探すことから始めました。その際にもっとも参考になったのは、「もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標」1)という書籍でした。これは、全国各地の鉄道会社の駅名標が掲載されており、使われるフォント名も明記してあります。その中で、当院のイメージにふさわしいと思うフォントを2つピックアップしました。

(1)フォークB。あいの風とやま鉄道で使われているものです(写真は魚津駅)。

(2)じゅん34。Osaka Metro南港ポートタウン線(ニュートラム)、神戸新交通で使われるフォントです(写真は南港ポートタウン線 住之江公園駅)。

注:駅名標の写真は、私が現地で撮影したものです。

(1)フォークB

(2)じゅん34

 開業準備の打ち合わせの際、コンサルティングの方や建築会社の方に上記2つのフォントをお見せして、どちらがよいかアンケートを取りました。その結果、満場一致で「じゅん34」がよいというご意見をいただきました。このため、最終的に「じゅん34」を採用することにしました。このフォントは、玄関の案内表示、部屋の案内板、掲示物(注)、リーフレット、医院開業のチラシ、私の名刺などに使われています。もちろん、掲示物の作成で使えるように、モリサワ社のフォント「じゅん34」も購入しました(ただし、1ユーザーで2万円以上もしますので、現在このフォントが使えるのは私の部屋のPCだけです)。

 結果的に、このフォントを選んで正解でした。丸ゴシックを使うことで、優しい感じがかもし出されています。しかも、当院の和風の建物(4話)にぴったりです。

 

 おかげさまで、当院は本日11月1日、開業4周年を迎えました。開業時に制定した「理念」および、「利他の心」(86話)を大切にし、これからも地域医療に貢献していきたい所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


私の部屋に掲示してある当院の「理念」。もちろん「じゅん34」が使われています。

★タイトル「『じゅん』な心」は、森田療法のワードである「純な心」が由来となっています。森田正馬先生は、「純な心」について、自己本来の性情であり、“本然の感情”であって、「この感情の厳然たる事実を、いたずらに否定したり、ごまかしたりしないこと」と述べておられます2)

(注)最近では、「じゅん34」以外のフォントが使われる掲示物も多く院内にあります。

 

【文献】
1) 石川祐基:もじ鉄 書体で読み解く日本全国全鉄道の駅名標.三才ブックス,東京,2017.
2) 田代信維:新版森田療法入門.創元社,大阪,2005.

 

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