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165. 新型コロナワクチンの集団接種

[2021.07.02]

 現在、65歳以上の方に対する新型コロナワクチン接種が進行しています。ここ那須塩原市では3つの会場で集団接種が行われています。私も医師会からの要請により週1回のペースで集団接種会場に出向き、接種に携わっております。
 接種を担当するにあたり、心配性の私は事前に徹底的に勉強しておきました。幸いにも動画サイトに接種方法などの教育ビデオがたくさん掲載されており、これを何度も閲覧しました。まずは接種の方法。新型コロナワクチンは「筋肉注射」で、90度の角度で注射します。「皮下注射」するインフルエンザワクチンとは全く方法が異なります。注射部位は「肩峰から下ろした線」と「前腋窩線の頂点と後腋窩線の頂点とを結ぶ線」の交点。この部位は、接種による肩関節障害や神経障害のリスクがかなり少ないとのこと。注射する際によく行われていたシリンジを引いての逆血の確認も、実際には不要とのことです。その他、問診の際に気を付けるべき点、最も重篤な副反応であるアナフィラキシーショックの対処法などについても確認しておきました。そして重要な点についてはプリントアウトして、接種会場にもっていくことにしました。
 会場は、とある大学の体育館。この季節、冷房のない体育館はとても蒸し暑い。最近ようやく扇風機が設置され、いくらか快適になりました。ただし熱中症予防のため、水分補給のためのペットボトル飲料は必須アイテムです。1コマ(90分)につき、30~40人の接種をしており、たいていの日は2コマ担当します。別の病院から派遣された看護師さんのフォローにはとても助けられております。
 6月は、すべての日曜日、集団接種会場に出向きました。7月も同様に毎週日曜日に接種者として担当する予定です。7月もゆっくり休んで過ごせる日は少なくなります。とにかく、私自身の体調管理には気を付けたいところです。

 

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