114. オンライン面談でトラブル!
病院など医療機関に出向くと、よく製薬会社の人を見かけることと思います。これらの方々はMR(医薬情報担当者、medical representative)と呼ばれ、医師などの医療従事者に対し薬剤の情報提供などを行なう職業の方です。もちろん当院にもMRさんが来院されます。ただし当院では、MRさんとの面談は完全アポイント制としており、患者さんがいらっしゃらない昼休みの時間帯に限定、というルールにしております。
最近では新型コロナウイルスの影響で、MRさんと直接対面する面談が激減しました。その代わり、オンラインで面談する機会が増えました。事前にMRさんからURLなどの情報のメールを送っていただき、面談の時間が近づいたら、私がメール上のURLをクリックします。するとPC画面にMRさんが映し出され、直接会話ができるという仕組みです。資料の供覧も可能です。私が小さいころはテレビ電話なんて夢物語でしたから、この技術の進歩に驚くばかりです。
ところで、先日のオンライン面談にて、私の不手際でトラブルを起こし、某社のMRさんにご迷惑をかけてしまった出来事がありました。
某社とのオンライン面談の時間が近づき、私がPCを起動したところ、なぜか「ようこそ」画面が出ません。しばらくたっても起動されそうにもないため、電源を強制的に切って、再び電源を入れなおしました。今度は「ようこそ」画面が表示され、メイン画面に切り替わりました。しかし、肝心のメールソフトがなかなか起動されないのです。PCのシステムが全体的に重くなっており、数分くらいたっても、全くソフトが開きませんでした。やむを得ずPCを再起動しました。それでもPCの動きがかなり鈍く、メールソフトが立ち上がることはありませんでした。そのうち約束の時間になってしまいました。MRさんに電話し、「PCが不具合を起こした」旨説明し、陳謝しました。それからもソフトが起動しません。そのうち10分以上経過してしまいました。そこで妙案を思いつきました。いつも持ち歩いているiPadが使えないか・・・。もう一度電話をかけ、URL情報のメールをもう一度送っていただくようお願いしました。iPadでメールを受信し、iPadのアプリを使用し、それで何とか接続することができました。結局お約束の時間から15分程度も遅れてしまいました。大変申し訳ない思いでした。トラブルが生じた際の対処の仕方について事前に決めておけば、今回のような事態は回避できたものと考えます。己の心配性が足りない!と反省いたしました。
このようなトラブルで2度とMRさんにご迷惑をおかけしたくない。すぐさま改善策を考えました。MRさんからURLなどの情報のメールをいただいたら、すぐにiPadでメール受信。面談当日の朝は、iPadを用意し、該当するメールの場所を把握しておきます。同時にPCでも同じメールの場所を把握。そして昼休みの面談時間の際に、万一PCが不具合を起こした場合は、バックアップ用のiPadで接続を試みることにする。これで今後はトラブル回避できればと思います。もちろん、iPadの充電も忘れないようにしたいものです。