357. 小児科のT先生の思い出
先日下野新聞で、栃木県南部の某市の小児科医院にて長年診療にあたられていた、T先生の訃報を知りました。
私が小さいころ、体調を崩した時にはよくT先生の医院にお世話になったものです。T先生はとても温厚そうな感じだったのを覚えています。T先生からはよく、「君は(相撲取りの)北尾に似ているねぇ」とのコメントをいただきました。当時(現在も)私は肥満体型であり、その体格が当時相撲界にて活躍していた北尾(注)に似ていると思われたのでしょう。このT先生のお言葉は40年以上経った今でもよく覚えております。
私が小学生のとき、水ぼうそう(水痘)にかかった際も、T先生の医院を度々訪れました。確かいつもと違う入口から入っていったのを記憶しています(感染症対策のためだと思います)。私はそのとき全身に発疹ができていました。その私を診察されたT先生はなぜか頭を抱えられてしまったのです。どうすればいいか先生も困られてしまったのかな?と当時の私は思いました。おそらくT先生は感情を素直に出しやすいタイプなのだろうなと勝手に推察したのでした。
T先生の訃報に接し、先生の様々な思い出がよみがえりました。
T先生、これまで誠にありがとうございました。
謹んでお悔やみ申し上げます。合掌。
★現在T先生の小児科医院は、娘さんが引き継がれており、現在も診療を続けられているそうです。
(注)北尾:のちに横綱昇進し、双羽黒に改名。