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278. パソコンのフリーズ

[2023.08.04]

 先日、診察室のパソコンの動きが極端に遅くなりました。具体的には以下の状態になりました。
(1)文字入力の際に漢字変換をスペースボタンで2回以上したあとエンターキーを押して確定をすると、数秒固まってしまい、その間次の文章が打てなくなる。
(2)印刷を実行してからプリンタが作動するまでに1分程度かかってしまう。
(3)ワードやエクセルを使用中に、保存、印刷、閉じるなどの操作をすると、画面がフリーズして、「応答なし」という表示が出てしまう。
 診察室のパソコンは、電子カルテとして使っているもので、当院の診療ではなくてはならない存在です。このパソコンが上記の(1)~(3)の状況になってしまい、診療がスムーズにいかなくなり、正直困りました。特に、精神科の診療の場合、患者さんのお話を伺いながらカルテに文字入力をすることが多いため、漢字変換の後にフリーズを起こされてしまうと、カルテの記載がスムーズにいかなくなってしまいます。ただ、スペースキーを押す回数が1回のみの漢字変換の場合はフリーズにならなかったのが幸いで、結果的にカルテの記載内容に不備が生じることはありませんでした。また、(2)の事象が発生したため、次回診察の予約票を診察室で印刷する際に時間がかかりタイムロスになってしまいました。このためやむを得ず、職員にお願いして、予約票を受付のプリンタから出してもらうことにして対処しました。(3)は本当に困ってしまいました。ワードやエクセルは文書作成でしばしば用いるからです。ただ、ファイルの保存をするとフリーズはするものの、文書自体は指定のフォルダに問題なく保存されていたのが幸いでした。
 このパソコンのフリーズをいかになおすか調べてみたものの、特効薬的なものは見つかりませんでした。かつて自宅のパソコンで実践した、初期化の方法(145話)も頭をよぎりましたが、時間がかなりかかりますし、それを実行した結果、かえって使い物にならなくなってしまうリスクも考えました。結局、フリーズしながらもおっかなびっくりで、「これ以上悪くならないように」いのりながら使っていました。しかし数日後、windows updateを終えると、なぜか動きが元に戻り、いつものようにパソコンが使えるようになりました。なぜフリーズが直ったか不明ですが、とにかくホッとしました。
 ちなみに、診察室のパソコンを含め、受付や処置室のパソコン、プリンタなどの機器は当院開業時に一式でリースとして貸与されたものです。先日、リース契約から間もなく5年になるとのことで、満期の案内が届きました。そのまま手続きをしない場合は再リースとなり、今よりも格安に今の機器が利用できるとのことです。しかし5年も経過すれば、パソコンなどの機器に不具合が生じやすくなります。このまま使い続けた場合、機器のトラブルが発生し、最悪診療がストップしてしまうのではないかと、心配性の私は懸念しました。よって、再リースはせずに、この際に新たな機器に入れ替える予定です。現在その手続きを進めているところです。

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