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333. 2024しおや湧水の里ウォーク

[2024.08.16]

 8月11日(山の日)、「しおや湧水の里ウォーク」(栃木県塩谷町)に参加しました。猛暑の中、アップダウンの激しい(標高差538m、累積標高およそ1140m)、約41kmのコースを歩く大会で、この大会への参加は、今回で4回目。昨年(280話)は、途中で熱中症の症状が出現し、これ以上進むのは危ないと判断し、リタイヤ(DNF)してしまいました。今回は、何といっても「完歩」して昨年のリベンジを果たすのが目標です。


会場の塩谷町立玉生(たまにゅう)小学校。とてもいい天気。ということは、とても暑くなりそう。


7:30 スタート!
なお、18時までにゴールすることが完歩の条件!


今回からスタート直後のルートが変更。塩谷町役場新庁舎の脇を通ります。
この庁舎は昨年11月に開庁されたばかり。


スタートして3.6km。最初のエイドポイントが見えてきました。


甘酒を頂きました(写真を加工しています)。


歩いている途中で、ヤギさんに会うことができました。


東古屋湖。水の量がいつもに比べて少ない。


エイドポイントで頂いた、アイス。


最初の10kmは舗装された道を歩きますが、10kmを超えた地点から、西荒川林道を歩きます。
ほぼ未舗装で、きつい上り坂が連続しており、最初の難関といえます。


この林道は上り坂が多く、苦行の連続。ただ、このような風景には癒されます。


水の音が心地よい。また、時折涼しい風が吹いてきて、気持ち良いです。
でも、連続する上り坂で、林道の後半でさすがに疲れてしまいました。


最初の難関ともいえる、約9キロの林道のエリアをクリア。写真は、林道を抜けた直後の牧場。これを見る限り絶景ですが、林道で歩き疲れてしまい、癒される余裕はありませんでした。


まだまだ、上り坂は続く・・・。
写真は、昨年足がつってしまい、芍薬甘草湯を服用した上り坂。
今回は苦しみながらも途中でストップすることはなく、上りきることができました。


エイドポイント「風だより」に到着。
ここで頂いたパンナコッタが甘くておいしかった。
(写真は取り損ねました)


「風だより」を過ぎると、主に下り坂に。坂道を下っているうちに体力は少し回復し、次のエイドポイントまで難なく歩くことができました。(気持ちに余裕が出てきたためか、誰にも聞こえないレベルで「しかのこのこのここしたんたん~♪」(330話)と口ずさんでいたのは、ここだけの話)


約27km地点のエイドポイント。昨年、無念のリタイヤをした地点。
今年は体調に問題ないと判断し、そのまま歩き続けます。


28km地点を過ぎると、最大の難関、尚仁沢湧水遊歩道に・・・


このような上り階段と・・・(2019年撮影)


下り階段・・・(2019年撮影)


アップダウンの激しい遊歩道で、一気に体力が奪われます。
癒しスポットとして有名なこの地点も、癒される余裕はありませんでした。

遊歩道を過ぎてからも、上り坂が続きます。
5年前に足がつったトラブルが発生したのはこの地点です(67話)。
今回は足がつることはありませんでしたが、遊歩道でのダメージが大きく、へとへとになりながら歩きました。


何とかエンドポイントに到達。とても疲弊しており、せっかくのお肉も、美味しく味わう余裕はありませんでした。せっかくスタッフの方々が調理してくださったのに、スミマセン・・・。

このエイドポイントで十分に休憩し、歩行再開。その直後にハプニングが発生!急にめまいがでてきました。昨年と同じような熱中症の症状と判断しました。フラフラな状態になり、遂にはストップしてしまいました。これはもうダメかな・・・?リタイヤしたほうがいいかなと頭をよぎりました。リタイヤの場合は、できるだけエイドポイントで申告してほしいとのことで、先ほどのエイドに戻ってリタイヤ申告するか、何とか頑張って次のエイドに進むか・・・それとも緊急連絡先に電話して救助してもらうか・・・いろいろ考えました。
その時、妙案を思いつきました。リュックの中に入れていた「ヒヤロン」を使ってみるのはどうか。


ヒヤロンを強く握ると、一気にこのバッグが冷却されました。ヒヤロンで首筋やわきの下を冷却しました。ただ、ヒヤロンの冷却が持続したのはおよそ10分。でもあつくなっていた身体を冷やすのには十分でした。更には、先ほどのエイドポイントでもらった、冷凍アクエリアスを使い、先ほどと同じ要領で身体を冷却しました。歩行を再開し、リタイヤするかどうかは次のエイドで判断することにしました。

幸いにもすぐに次のエイドに到達しました。


スイカに・・・


トマトを頂きました。

いつしか、熱中症の症状は軽減されていました。リタイヤは申告せず、歩行続行を決めました。


この付近は、6月の練習会(325話)と同じルートです。下り坂が続くルートで、もうきつい上り坂はないことは練習会で把握していました。一時ピンチだった体調も大分回復しました。残りは約6km。これなら完歩できるかも!と自信がつき、ここでスパートをかけることにしました。


そして、最後のエイドポイント。冷凍ミカンと水を頂きました。残り3.6km!


ゴールに近づいてきました(なぜか私の影が映ってしまっています)。


40km地点。ゴールまで約1km!
その直後、ちょっとしたハプニングがありました。私が愛用しているタオルがないのに気づきました。40kmポイントの直後で、リュックの中身を取り出した際に落としてしまったのではと思い、ルートを逆戻り。約100mバックしたところで、私のタオルを発見しました。数分のロスになりましたが、この時点で時間内完歩はほぼ確実と考えていましたので、まあいいや。


ついに玉生小学校に戻ってきた!栃宮るりはさん(297話)と一緒に撮影。


ゴールのゲートだ!!
周りの方々がお祝いの拍手をしてくださいました。ありがとうございます。

こうして無事に完歩し、昨年のリベンジを果たすことができました。なおこの大会の完歩は2019年(66話)以来、5年ぶりです。
タイムは9時間33分。5年前よりも2時間近くタイムは遅くなってしまいました。これは何といっても猛暑によるものだと思っています。この日の塩谷の最高気温は34.5℃でした。暑さで体力が奪われてしまい、歩くスピードが遅くなってしまったことや、エイドポイントで長めの休憩時間を確保したことがタイムロスになった要因と考えております。しかし、今回の目標は「完歩」でしたので、大満足です。


「完食証」を頂きました。なお、完歩証は後日郵送されるとのこと。

おしまいに、今回の大会を運営してくださったスタッフの皆様に、心から御礼申し上げます。

 

 

 

 

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