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393. 第42回日本森田療法学会

[2025.10.10]

 先週、第42回日本森田療法学会(札幌市)に参加しました。


会場の札幌コンベンションセンター

 会場では森田療法に携われている先生方とお会いし、歓談や情報交換をすることができました。一時期コロナ禍で学会がオンライン開催となってしまい、このような交流ができず物足りないと思っていましたので、やはり学会は現地での参加に限ると感じました。

 今回も様々なご発表を拝聴いたしました。一般演題では、医療、心理、教育、企業などあらゆる分野で活躍されている先生方が、各々の持ち味を発揮し森田療法を実践されているご様子を拝聴することができ、今後の診療に大変役に立ちました。特に印象に残ったご発表が2つありました。一つは、長年皮膚科領域に森田療法を応用されている先生が難治性のアトピー性皮膚炎の患者さんに対し森田療法を用いられた結果、徐々に皮疹が改善していったというケースのご発表です。もう一つは、訪問看護ステーションのスタッフさんのご発表で、人前で食事がとれない患者さんに対し、訪問看護の枠組みで森田療法的接近を行ない、改善が認められたという症例報告です。いずれもとてもインパクトのあるものでした。

 どうしても学会では各会場にて同時進行で発表がなされるため、全部のご発表が拝聴できないのが心残りでした。アーカイブとして後日視聴できるシステムがあればと思っております。

 なお、私も一般演題にて発表させていただきました。事前に発表の練習をしていたのですが、本番では緊張のあまりマシンガントークになってしまい、10分と定められている制限時間よりも1分も早く発表が終わってしまいました。もっとゆっくり話せばよかったと反省しております。質疑応答の時間では、フロアの先生から貴重なご意見を賜ることができ、大きな学びになりました。誠にありがとうございました。


発表スライドの最終ページには、栃宮るりはさん(297話)が!
(一部モザイクを施しております)

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